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ふちがみとふなとの“トライ・トゥ・リメンバー”を聴きながら
岩谷時子の訳詞って好きだなあと思い出す。
とても簡潔に美しい言葉で訳してあって歌と一緒に言葉が頭に体に
真っ直ぐに届いてくる。
とっても安心。
曲を聴きながら「あ、これはもしかして岩谷時子訳詞?」と思うと、
知らない曲でも大概当たっている。
安心のブランド。
例えば良い映画を観て感動して、ふと字幕のクレジットを見ると
「日本語字幕:戸田奈津子」
の名を発見してなるほどなあやっぱりなあと安堵するのと似ている。
シャンソンに特に詳しいわけでもなく、またそれぞれの曲が流行った当時に
決して現役ではないけれど主にロックからのカバーで僕は親しんだ。
やはりキヨシローの“サン・トワ・マミー”が最初だろうか。
青ジャージ、800ランプのオグラさんの“ろくでなし”も好きだ。
“ろくでなし”だと小島麻由美も歌っている。
最近だと二階堂和美とPlaceCalledSpaceの“愛の賛歌”を
ライブで聴いて感動したばかり。
さて岩谷時子訳詞の曲をまとめて聴いてみたい。
多分一番簡単なのは越路吹雪のベストでも買えば手っ取り早い。
でももしかしたら岩谷時子の詩を集めたオムニバスもあるんではないだろうか?
- 「岩谷時子作品集~サン・トワ・マミー~」(ASIN:B00008KL4M)
あった。ありましたよ。
二枚組でたっぷり収録されている。Amazonでは値段も安くなっている。
で、買う気満々で色々調べてみると・・・。
「このCDはコペーコントロウルCDです」
だそうだ。
困った。
しかし僕はCCCDはなんとなく容認している。
手前勝手な考えだがとりあえず自宅のステレオでは問題なく再生している。
音質の違いはよく分からない。
だけども毎日酷使している通勤のお供のCDウォークマンには怖くて
入れることができない。
それに将来的にipodを購入しようと思ってるわけでこれも色々困りそうだ。
怒りを露わにすることだけが抗議の方法だとは思わないけど、
このなんだか頼りない、弱っちまったなああな気分が嫌だ。
どんな言葉で表せばいいのだろうか?
ひとまず件のCD(否、CCCDか・・・)は店頭で実物を見て検討します。
さてさて明日はその問題の渦中にいるカーネーションの公開録音ライブ。
何はともあれ楽しみなのは間違いない。