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- あがた森魚 「星繁き牢獄の提督たちへ」
8月に新作がそして更にはボックスセットも発売されるというあがたさんのベスト盤。
ベスト盤といっても非常に複雑な側面を持ったベスト盤でそもそも「ベスト盤」って言葉が相応しくない。
あがたさん自身が今自分で聴きたいベスト盤で尚且つ来るべき新作と合わせ鏡になるような構造らしい。
だからこれだけを聴いていてもなんだか不思議な気分になるのだろう。
新作がいよいよ楽しみだ。
友部さんやあがたさんなど新作が楽しみなベテラン勢というのはいいですね。
と書きつつもこの「ベスト盤」、非常に聴きやすく、未だ「あがた森魚」へ遠慮がちな人へ最適だと思います。
自身によるライナーノーツの中の一文、
『実は生きてるコトってもっと大雑把で朗らかで無邪気なものでもあるんだ!』
非常に心に響きました。
『でもあるんだ!』の『でも』の部分が大事。アンダーライン必須です。