jthirtyの日記

ちょっと待って

猫がこっちを見ている。
少しだけ遠くから。

じーっと見ている。
何か言いたそうな顔をして。
若しくはもう全てを了承したような顔して。

猫にはきっと誰かが乗り移っている。
それも知ってる人が。
猫になって僕を見張りに来たのだろう。


「大丈夫か?しっかりとやれるのか?」

とは言わない。

「ニャー」

と鳴く。


きっとずっと見ているに違いない。
あの日から。