jthirtyの日記

ちょっと待って

また恋をしてしまったぼく
中川・五郎
ベルウッドレコード (2004/08/25)
売り上げランキング: 16,610


「この歌で歌ってることは本当にあったことですか?」
そんな愚問を愚問を承知の上でとあるシンガーソングライターに聞いてみたことがある。
別に深くその歌について知りたかったわけでもない。
多分いつものように緊張してしまって会話が続かなくなったのだろう。
返ってきた答えは「ああ、そうなんですか」と自然に納得してしまうようなもの。
それはこうやってWEB上で日記を書いてる人ならよく分かることだと思う。
実にどうでもいいといえばどうでもいいことだ。
「この日記に書いてることは本当にあったことですか?」
いちいち聞かれもしないけれどこちらもそれを期待などしていない。






現在35歳の僕にはまだまだ不似合いなタイトルのこのアルバム。
26年前に発売された前作の方がまだ身近に聴こえる。
しかし強引にこじつけてしまうなら「死」と年齢は関係ない。
どちらかのアルバムを今聴こうとするならば断然この2004年の新作につきる。
悪い意味でなく中川五郎というリードシンガーを中心に据えたある種のドキュメント、
オムニバスアルバムのような趣があるのだ。
中川五郎という人を知ろう、というよりも1枚のこの豊潤な演奏がつまったアルバムを聴いてみようと思うほうがいいかもしれない。
結果的に何を知るかは聴いてみてからでも遅くない。





「この歌はこうやって出来たんだよ」
と歌に隠された事実を教えて貰ったこともある。
そうしたら今までも大好きだったその歌が更に大好きになった。
そんなこともある。