jthirtyの日記

ちょっと待って

前回は少し淡い期待もあったのは確かだ。
あの「早川義夫」が広島に来るよ、その名前だけでお客がある程度動くんではないかと思っていた。
確かに知名度はある。
けれど、それだけではお客が集まらないということ、そして自分が勝手に思い込んでる有名とか凄いといった価値観もかなり特殊なことであるということ。
その二つは身を持って学んだ。
だからこそ、このやろー、がんばるぞーといった意気込みも主催者としては生まれるわけだけど。
実際に、早川義夫を待ちわびて駆けつけてくれた人も多かった。
そして、対バンのガール椿のファンで、ガール椿の尊敬する早川義夫だから見てみたいといった
素晴らしいお客様も多かった。
どちらも非常に感謝である。

その反面、早川義夫さんは知っていても現在も活動をされていることを知らない人も多かった。
残念なことではあるけれど、これは早川さんに限ったことではない。
誰もが毎月にように音楽雑誌を読んで、インターネットをチェックして、最近の音楽情報を摂取してるわけではないのだ。
寧ろその方が少数派であろう。

それに気づいてから宣伝方法というものを常にどうしたものかと試行錯誤している。
ライブに行くことや音楽などに日常的に接せることは特段素晴らしいことでないし、優先順位的に大事でないという前提があるのだ。
世の中には。
僕は井の中の蛙、結局、自分の好きなもの、それに付随する人たちの中でしか考えていないということ。
でも、それは本当に難しいことで東京にいる時もそうだったけど、自分の中で「これは!!!」と思ったライブにお客が少なかったり、その逆で甘くよんでたらものすごい盛況で参ったりとか色々なのである。
そんな時に「こんな素晴らしいライブに人が少ないなんてみんな見る目がないなー」と得意になってみたり、我も我もと駆けつけて
すぐにチケットがなくなっちゃうようになると「みんなミーハーなんだから。嫌だなあ。今更かよ。」と見下してみたり。
今となってはすごく恥ずかしい態度をとっていた。

前回の早川さんはお陰様でたくさんの人が見に来てくれて早川さんも喜んでいた。
曰く、東京じゃあこんなに入らないと。
そんなことないんじゃないんですか?と問うても「いやいや20人もいない時が多いよ」と答える。
確かに今年上京した時、実際にお客さんの数は多くはなかった。
ライブの機会や回数が多い東京と広島を単純に比較することはできないけれど、ちょっとショックだった。

色々書いてみたけれどやっぱりうまくまとまらないや。
でも、今回も早川さんを喜ばせたいんだ。
そして、チラシにも書いたけど、知ってる知らないに関わらず早川さんを体験したことない人に初体験の喜びを知って欲しいという望み。
まだまだたくさんいるはずだもの。
ものすごい身近な話を書けば、ウチの妻とか早川さん苦手だろうなあと僕が勝手に思い込んでいたのだけど、ライブを見てすっかりファンになったのだ。本人も意外に思ったみたいだけど。