jthirtyの日記

ちょっと待って

●のろのろ書いてると

永遠にアップできないのでまずは第一部。
あ、1月29日の早川義夫、熊坂るつこ、ガール椿の日のことです。
なんだか分かんない日記になってますが、
ってそれは毎回のことなんでわざわざ前置きする必要もないけども。


●1月29日

家のテーブルの上に節分用の豆が置いてあった。
「もうすぐ節分だし、イベントで豆とかまいたりして」
と冗談のつもりで言ったような気もする。
家人が気を利かして買ってくれた豆もカバンに入れて広島のヲルガン座に向かった。

今日まで何回「1月29日」という日付を書いたか分からない。
その日が来てしまった。
2011年1月29日 早川義夫+熊坂るつこ、ガール椿 ライブ@広島ヲルガン座。

ガール椿が終わって、早川義夫+熊坂るつこが終わって、アンコールも終わって、僕は鬼のお面を被ってステージから客席へ豆をまいた。
本来なら鬼が豆をぶつけらる側だけどもそんなの関係ない。
お客さんへ精一杯の気持ちを込めて豆をまいた。
「ありがとうございましたあ!」
「CDや本にTシャツ、あちらに売っております!」
「豆をキャッチした方、今年一年福がつきますよ!」
「あ、豆がぶつかった人、ごめんなさい!お面だと視界が悪くてよく見えないんです!」
本当によく見えない。無様に豆が飛んでいく。
早川さんのライブに似つかわしくないエンディング。せっかくのライブの余韻をぶちこわしてるのか?
なんで自分自身でわざわざ罰ゲームを行っているのか?
本当によく分からない。
でも、この行動が今回のイベントに対する自分の正直な気持ちだったのかもしれない。

広島までの車の中、お店に着いて開場準備の最中、リハーサルを聴きなら、さてこの豆をどうしたものかと色々考えていた。
アーティストがまけば、なんかご利益ありそうだけども、そんな雰囲気の出演者でもないし。
チラシや特典のCDRに封入してふつうに配ろうかとも考えたけども、やはり投げたいな、それも自分がと思い立つ。
じゃあ、アンコールまで全て終わったら、豆持ってステージに出ますねとだけ打ち合わせて豆はそっとしまっておいた。
おまけで付いていた鬼のお面はどうするか?そりゃ、被るしかないよな。


ライブ終了後の喧騒。
賑わう物販、いつもの友だち同士の会話、久しぶりに会った人たちの会話、食事や飲み物の音や匂い。
その傍らで粛々と進むお片づけ。
ぼんやりとしてしまう。
「よかったですよ」と声をかけてくれる人、早川さんにサインや写真をお願いする人、イズミさんやヲルガン座スタッフの顔、ガール椿のメンバーそれぞれの表情・・・。

答えが出ない。
いつもそんな夜だ。


打上げも早川組はツアーの疲れか早めにホテルへと戻っていった。
残ったガール椿とたくさん話した。
答えの出ない問いをずっと。青臭いといえば青臭い、アホくさいといえばアホくさい。
色んな考えはあるけども、同じ夜は二度とない、それだけは確かだね。
あの早川さんとの夜が一昨年に引き続いて「二回目」が実現できたということ。
当たり前のように二回目があったけど、この事実の幸福もいざ噛みしめてみるとちょっとだけ悲しかった。
なんだか分からない。


外は雪が降って大変なことになっている。


夜も遅くなり、そろそろ雪も落ち着いたかと思えば更に大変なことになっていた。
普通のタイヤでこれからみんなそれぞれの家に帰れるのだろうか?
けっこう笑えない状況。
でも、それぞれに雪の中を帰っていった。みんな無事に帰れた。よかった。



●おまけ

開演前のBGM

「37才のbaby」            こなかりゆ
「あなたのいない世界で」        Pizzicato Five
「Gold」                さねよしいさ子
「alone again」            JB
「初恋」                中村中
「青のつるぎ」             Pipin
「ゆうひ」               DODDODO+稲田誠
「昭和家族」              島崎智子
「天使の闘い」             Mark
「ほんとうのはなし」          川本真琴豊田道倫
「水曜日の午後」            ぱぱぼっくす
「ためいき、オカリナ、ほら猫が笑う。」 Tomato n’Pine



●次回予告

4月23日土曜日
ヲルガン座
JB(渕上純子+ビッケ)

よろしくお願いします。