読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

jthirtyの日記

ちょっと待って

まだ書いてます。
何度も推敲しても変わらんのでどんどんいこ。


●5月4日(2)

「堀川中立売」

面白かった。おかしい映画。とにかくスクリーン出てくる力が強くて、それだけで気持ちいい。
登場人物も音楽もおかしい。


豊田道倫 映像集3」

映画館で見ることができて本当にうれしい。涙が出そうだった。
「映像集2」のDVDは何度も繰り返し見た。
個人的にはこれがきっかけで豊田道倫を再び強く聴くようになった。
体裁はライブDVDだが、カンパニー松尾監督が撮影したライブなどの映像を編集したものなのでやはりこれはカンパニー松尾の映像作品で所謂「ライブ集」ではない。
好きなアーティストのライブDVDはよく買うがあまり繰り返し見ることがない。
生(ライブ)には敵わないのかなんなのか、数回見ると飽きてしまうことが多い。
だけど「映像集2」は繰り返し見た。ライブDVDではないからだろうか。
「2」が2000年から2005年の映像なので、当然「3」も出るはずだと思っていた。

しかし、「3」は劇場公開のみとのこと。広島での上映はない。
悔しい思いをしていたが、やっと広島での公開となった。そしてこれもまた見る機会のないと思われていた
Markの短編とともに。

2006年から2010年は件のDVDをきっかけに今まで以上に豊田道倫を強く意識した5年間でもあり、また個人的にも色々あった5年間でもある。
2006年、僕には娘が生まれた。2010年、広島に豊田さんを呼んでライブを企画した。

そんな個人的な思いがある所為かは分からないが、非常な重さをもって体感した映画であった。
豊田さんのライブへ積極的に行くようになり、ブログを読んで、メールをしたり実際に話したりしたこの5年間。
映像の中での出来事が全てリアルに響いてくる。

映画は友川カズキのライブシーンから始まる。
なんとも飄々としたMCにこの映像集が要約されてるような気がした、と全編を見終わって思った。
そして映像はアダルト映画そのもので、全てがエロスに貫かれていた。

僕は興奮するために裸の女性を見る。
他人のセックスを見て興奮したり、自分もセックスをして気持ち良くなる。
だけども、いくら考えてもカメラの前で裸になり、まぐわいを演じる気持ちは分からない。

誰もがする特別なことではない行為がカメラを通して映像として眼前に広がるとなんとも非日常的な行為に見えることがある。
自分がその行為をしたことがあることすら一瞬忘れそうになる。
普段隠されていることの多い、誰に見せるわけでもない当事者だけの行為がひとつの風景となっているのだ。
その得体のしれない熱量に対し、カンパニー松尾の視点は冷たい。残酷なくらいに。
冷たく突き放してるのではなく、どこまでも冷静で過剰な愛を込めないだけ。
恐ろしさにゾクゾクしながら見た。
まるでセックスをしているかのような映像に興奮したり、目を背けたりしながら見た。

若手バンド、昆虫キッズと共演したライブ映像があって、豊田道倫は客席にダイブをする。
その無様なダイブに僕は泣きそうなくらい感動した。
全然かっこよくない。若さの欠片もない。そんなダイブ。
でも、一番興奮した場面はそこだった。
自分はあんな風に飛べるだろうか。

映画の最後は高円寺でドラマー久下との共演ライブ。
これだけが自分の企画した去年の広島ヲルガン座以降の映像である。
そこを区切りとするのは自分だけかもしれないが、頭の中であの日の広島を再生しながら見た。

DVDが発売されたら繰り返し見たい。
本当は劇場で何回も見たい。
本当に劇場で見れてよかった、それも広島で。

同日に上映されていた短編二本もよかった。
三輪二郎主演の「スーサイドサイドカー
mark監督主演の「THE Magician」

どちらも観終わった後、三輪二郎やmarkの音楽が聴きたくなった。
家に帰ればCDがあるけれど、出来ればナマで聴きたいと思った。