jthirtyの日記

ちょっと待って

●13日

8月13日の豊田道倫ライブ、ありがとうございました。

終わってしまうと書くことってなくなるんだな。

パンツ小精の音楽を聴いている。

んんんんんん。

いい(*^_^*)




13日、高速道路も新幹線ホームも人だらけ。
薬研堀通りも人だらけ。
欲望は隠しきれない。
MADHOUSEは少し静か。

約1年ぶりに会う豊田さん。

前日の大阪で共演した工藤冬里さんの話などを聞きながら会場へ。
今夜共演してくれるパラノイズの面々は緊張、でも初めての場所で歌う豊田さんの緊張もそこにはある。

もう、せめて2、3人、人がいたら、とかそんな小さい感想しか書けない自分が小さいけど、それしか頭にない。


とにかくロックであって欲しい。
そんなかっこ悪いことを考えながら聴いていた。
壊して欲しい。
無茶苦茶に。

おじさん、あんたはもう十分に無茶苦茶で壊れてしまってるだろう?
これ以上なにを壊すんだい?
確かに穴ポコだらけでぶっ壊れているけど、まだまだ壊す余地が所々に小さくある。
そこだけは守りたい。傷つけないでそっとしてほしい。
そうも願うけど、もういい、残すところなく完全に壊して。

チクチクと痛い。
そんなとこまで痛いんか。



豊田さんにもパラノイズにも無理を言って最後に「ゴッホの手紙、オレの手紙」をやってもらった。
一度も合わせることなく、ぶっつけ本番だったので色々と迷惑をかけたけど、なんどなく広島編のオチがついたようでホッとした。


「もう重くて重くて、いちいち暗くなりながら聴いてました」
と終演後に豊田さんに話したら、えー、そうかあ?みたいな顔されたけど本当にそうだった。
いまの自分の悩み、痛みにピンポイントでその度に落ちそうになった。
とにかく全体的に重くて、首を絞められながら聴いてるようだった。
でも、それはつまんなかったわけでなく、とてもよかったということなのだけど。
ここ最近の新曲がCDRとかじゃなくて、1枚の完成したアルバムになるのを楽しみに待とう。


会場では「アルケミズム2」というアルケミーレコードのオムニバスを流した。
なんとなく選んでしまった。
ハナタラシやアウシュビッツ想い出波止場、花電車に赤痢に原爆オナニーズ、インキャパシタンツや非常階段。

「これってもう20年前のCDよー」
と若い子らに偉そうに講釈をたれながら、20年という数字にびびってしまった。

なにをやってるんだろう。

なんでまだここにいるんだろう。



終演後は、あべのぼるさんのCDに換える。


MADHOUSEの入ってるビルにはキャバクラがあって、出勤前の女の子が事務所に出入りしたり、エレベーターに乗ってきたりしていい匂いをふりまいていた。
仕事の前の女の子は当然だが陽気な空気を出すでもなく、逆に厳しい顔つきや疲れた顔で行き来する。
いやらしい視線を向けたり、おっぱいに触ろうものならば物凄い勢いでぶっ叩かれるだろう。
だけど、お店に入ってお金を払ったら、いくらでもいやらしい顔もできるし、もしかしたらおっぱいにも触れるかもしれない。
お金を出していやらしいことをするのはなんて素晴らしいことなんだろう。
そんなことを考えながら夜の街を歩いた。

思うだけで、しないけど。

夜の街の匂いを嗅いでるだけでお腹いっぱいだから。
いやらしいことはいやらしくないところでこっそりと静かにしたい。

打上げでは音楽の話はなく、ずっと女の子の話をしていた。
でも、それは楽しいことよりもなんだか切なくなることのが多い話。


明日も広島にいるので今夜はパラノイズ築山くんの家に泊めてもらう。



ゆっくりと寝て、たくさん音楽の話をした。子供の話も。


●14日

築山君はリハーサルがあるので一人で横川シネマ

ちょうどいい時間に上映していた「あぜ道のダンディ」を見る。

50歳の男子が主人公。
41歳の男子にもグッとくる場面や台詞が多く、やるせない気持ちになるが喜劇として進んでいくので救われる。
後ろはこわくて振り返れないし、前を見たらあんなに遠くにあった山頂が目の前にある。
頂きは安住の地なのか、そこから先は絶壁でただ突き落とされるだけなのか。



タワレコの店員さんが可愛い。
そんな時に限って、・・・なCDを買ってるのか・・・。
照れ隠しに何かもう一枚無理やり買おうかと悩んだけど、余計にややこしいんで止めた。



「ドトール」で休憩。「ドトール」が好き。店員さんがかわいく見える。




今夜もMADHOUSEでライブを見る。
「のっこん」の歌が全部持って行ってしまった。すごいよ。
のっこんと日本のヒップホップの話をした。
彼とこんなに喋ったのは初めてかもしれない。

今日もいい夜だった。



少し遅い時間に帰ったが高速やSAにはまだまだたくさんの人がいた。
お盆休みだし、そういえば宮島で花火大会もあった。
深夜の高速やSAに車や人がいっぱいいるとなんだか時間の感覚が狂う。


夜は人がいない方がいい。
その方が気持ちいい。