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●神戸など 1
自分はいつまでライブハウスに遊びに行くのか?
いつか若いバンド見て「やばいっ!!」って思うこともなくなるのだろうか?
周りを眺めてみても年代的にだんだんと外れてきてるのがわかる。
関係者でないとしたら出演者の親戚のおじさん、下手したら父兄レベルへと近づいている。
ずっと追っかけているベテランのアーティストのライブだったら、それ相応に同じ道を辿っているであろう同年代や先輩の姿を確認できる。
それはそれでよしと思いつつも、そちらにも違和感や居心地の悪さを感じる時がある。
なんか新しいものに対して鈍ってしまったようなそんな感じ。
無理して、若ぶってるだけなのか。
40過ぎたおっさんがポッと軽い気持ちでライブハウスに赴くことはどんなことなんだろうか。
感性というものが最も信用ならない。
昔はそれが全てだと信じていただけに、今は本当に信用してない。
センスとか個性とか。
自分でしか分からないものは何とも頼りなく、吹けば飛んでいきそうな弱いものだろう。
性の気持ちよさと似ているような気がする。
誰かと快楽を共にすることに躍起になるのでなくて、ただただ「したい」という気持ちを枯渇させたくない。
●神戸など 2
神戸ヘラバラウンジへ昆虫キッズを見に行った。
とにかく一度昆虫キッズのライブを見たい、そして広島に呼びたいと思って出かけたのだ。
・BLONDEnewHALF
ストレートなロックンロールだけど妙なギターが引っ掛かってつんのめる。
・昆虫キッズ
思わぬ早い登場。
ステージ前まで移動して見ることにする。
とてもバランスの良い4人組。絵になる。
その中でボーカルギター高橋君のいびつさが愛だ。
例えとして適当かは分からないが、D・バーン、B・フェリー、モリッシーなどが脳裏をかすめる。
ダンスは上手く踊れないかっこよさ。
もっと狂えるはず。もっとがっつり見たい。やるしかない。
・お米
弾語りとは思わなかった。
苦手だなーと思う曲もあったけど、グッとくる曲は妙に響く。
いじめられっこ系ポップスか。
・and Young...
そのバンド名を聞いたのはもう随分前になる。
ナンバーガールよりこっちがいいよ、と大阪の知人が薦めてくれて聴かせてもらったのは何年前?
とにかく大きな(音量ではない)ギターの音を浴びてるだけで気持ちよかった。
J・マスシスと同じ音がする。
でかいロック。
・シャムキャッツ
飄々としたルックスの男の子四人が次から次へと変化球を投げてくる。
なんかズル賢いなあーとかオジサンは思ったりもするのだが、気持ち良いとこを的確に突いてくるので踊ってしまう。
とここまでまあまあの時間が経過し、お客さんも大入り満員(企画者としては軽い嫉妬)で立ちっぱなし。
オジサンは少々疲れておりました。
後ろで休みながら聴いていたのが今となっては勿体なかったシャムキャッツ。
また見たい。CDも聴いてみよう。
ダブルアンコールで大盛況。
たっぷり楽しんだ。
誰も知人のいない完全アウェイだったのだが、ずっとmixiなどで繋がっていた澤部君(スカート、というバンドをやっている)に
やっと会えたのは嬉しかった。
●サンクス
駅まで歩いて帰る。
そしてコンビニ(サンクス)に立ち寄る。
いまサークルKサンクスで対象のお菓子を二個買うと、ももいろクローバーZのクリアファイルが貰えるのだ。
残念ながら家の近所にはないのである。
幸いお客さんは店内にいない。
お菓子を二つ持って若いお兄ちゃんのいるレジへ。
おや、普通に会計して終わろうとしてる!
「すいません、キャンペーンはもう終わったんですか?」
「はっ??」
「あのー、この対象商品を買うと(少し小声で)ももいろクローバーのクリアファイルが貰える・・・。」
「えっ!あっ・・・ちょっと待って下さい・・・。」
うわー、この間が最大に恥ずかしいわ。どうしよう?
「あ、これみたいです。よろしいでしょうか?」
無事に手に入れてホクホクでホテルに帰る41歳。旅の恥はなんとやら。
昆虫キッズ、広島で見ましょうよ!!