jthirtyの日記

ちょっと待って

  • SUNDAY SPRING LIGHT HIGH

 二階堂和美、小川裕史(CICADA)、tebla
 @tokyo showboat 遊

そんなわけで船上ライブ。
日の出桟橋に集合。うむ、今日は寒いぞ。
でも風に吹かれ、移ろう景色を眺め、二階堂さんを聴く。
素敵。
しっかし、それでは声が外の音にかき消されてしまうのではないか?

しっかし、しっかし。そんな心配は無用であった。
豪華遊覧船は地上二階、地下一階という構造。
そしてライブステージは地下に設けてある。

窓がない、薄暗い、狭い・・・。
DJが「ノリノリ」な音楽を・・・。

これでは普通のライブハウスでは???


そんな感じだったのですが本日メインアクトの二階堂さんは地下と地上の
二回公演と急遽相成ったのです。


まずは地下ステージで。

狭い密室だと声やギターが大胆に攻めてくる。痛い、イテテ。
この間の「ライブビート」のようなホールで聴くのとこれが全然違う。

世間での彼女の評価は知らぬ(気にせぬ)がこちらの想像以上に攻撃的な音
だと認識するかしないかで随分違うと思う。
某匿名掲示板で「ニカさんの歌はエロい」との記述があったのですが、
恥ずかしながら僕もそう思ってます。色んな意味で心が苦しくなる。
限りなく四本足の動物の類に近い歌。

地下では四、五曲を足早に演奏。
微かなモーター音と船の静かな揺れのリズムが新鮮だった。

「次は二階です♪」

と同時に客は一斉に階段を駆け上がっていく(笑)



二階の客室。
ソファが中途半端な間隔であって、後のほうで見てるとやたらステージが遠い。

本当はここでライブはやらない(ダメなの?)みたいで、演奏場所としては
それはそれは不適格でした。

マイクが一本だけで声を拾ってるだけでギターが聞こえない。
ニカさん慌ててマイクを下げて無理矢理声とギターを両方拾おうとしてましたが
それは流石に・・・。

更に船内放送や船内音楽がそれはそれはよく聞こえまして困りもの。

でも、そんな逆境を楽しんでるように見えるから不思議です。
先程の地下での近さと対照的に窓から見える広大な夜景と色々な騒音と
全て混じってしまって、声はとても小さく聞こえるのに何か巨大な音楽に
囲まれてるような気がしました。

でも色々聴けました。
こんなに長い時間ライブ見たの初めてだし。
モユニジュモとの共演ライブ盤でお馴染みのイルリメの曲“たちんば”や
“今日を問う”を一人で歌うのを初めて体験できました。
イルリメがヒップホップを超越してるのか、ニカさんが特別なのか
分からないのですが何ともいえない感じになりますこと。


友部正人二階堂和美ってのもいいかもしれないですね。

と突然思ったりして。


あとあの曲なんなんだろう?

ライブビート」でも歌ってた。新曲なのかなあ??

  「〜〜てー、〜〜てー、〜〜てー」、

って歌って、最後が確か

  「〜十分な証拠ー〜」

みたいなの。
すごくいいの。


船が最後日の出桟橋の港に戻ってくると同時にぴたりとライブも終了。




えっと、最後一緒に写真撮りました。てへっ。
すまん、ミーハーだ。たまにはいいだろう?滅多にせぬよ、こんなこと。

家宝になる♪


それと偶然ニカさんファンのカナダ人と仲良くなりました。
彼女のグレイトなソウルに参ってしまったそうです。